映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』の興行収入が10億ドル(約1,616億円)の大台を突破した。2026年にこの記録を達成した最初の映画となる。米エンターテインメント業界誌バラエティー(Variety)などが6月7日伝えた。

大ヒットゲームを原作とするこのアニメ映画は、ユニバーサル・ビクチャーズと米アニメ映画制作会社イルミネーション・エンターテインメントが任天堂と共同で製作。製作費は1億1,000万ドルで、アニメ映画としては比較的低コストであるため、莫大な利益が見込まれている。

同シリーズの前作である『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)は大ヒットを記録し、全世界での興行収入は14億ドル近くに達した。

今年の興行収入ランキングは現時点で『スーパーマリオギャラクシー・ザ・ムービー』を首位に、『Michael/マイケル』(ライオンズゲート)、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(Amazon MGMスタジオ)、『プラダを着た悪魔2』(ディズニー)が僅差で続く。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「2026年の世界興行収入ランキングの首位を、ゲーム原作のアニメ映画が走っている。『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』が、今年初の10億ドル(約1,616億円)を突破した。興味深いのは、それを追う顔ぶれだ。マイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael/マイケル』、人気SF小説の映画化『プロジェクト・ヘイル・メアリー』、続編『プラダを着た悪魔2』が僅差で続く。
いずれも、ゲーム・音楽・小説・過去のヒット作という「既に知られた何か」を原作に持つ作品だ。ゼロから物語を立ち上げるより、世界中に認知のあるIPを映像化するほうが確実に客を呼べる——ハリウッドのその傾向が、今年のランキングにくっきりと表れている。その最前線で、任天堂のマリオが世界を席巻している。」