<p>SpotifyがMelonを抜き、韓国で2番目に利用されている音楽ストリーミングサービスとなったようだ。韓国の調査会社WiseApp Retailのデータを基に、朝鮮日報(Chosun Biz)が7月28日報じた。</p>
<p>首位はYouTube Musicが維持。海外サービスが市場の上位2位を独占したのは今回が初めて。長年にわたり国内市場をリードしてきた韓国発のプラットフォームであるMelonは3位に後退した。</p>
<p>WiseApp Retailの調査によると、韓国における月間アクティブユーザー数(MAU)はYouTube Musicが950万人、Spotifyが620万人、Melonが590万人。2026年初頭には、MelonのMAUが約610万人、Spotifyが500万人と推定していた。</p>
<p>ただ、この順位には異論もあり、別の調査会社Mobile Indexによると、YouTube MusicのMAUは851万人、Melonが713万人、Spotifyが620万人、genieが288万人、Melonが238万人。朝鮮日報は、これら数値がプラットフォーム側の公表データではなく、サンプル調査に基づいていることを指摘している。</p>
<p>(文:坂本 泉)</p>
<p>榎本編集長「韓国の音楽配信で、調査会社の推計ながら、Spotifyが地元の老舗Melonを抜いて2位に浮上したという。首位はYouTube Musicで、海外勢のトップ2独占は初めてのことだ。感慨深いのは、ここまでの道のりの長さである。
韓国は国産ITサービスの生態系が強固な、外資が世界で最も攻めにくい市場の一つだった。
Apple Musicは2016年8月に上陸したものの、国内楽曲の確保に苦しみ、長く存在感を持てなかった。Spotifyの上陸は2021年2月2日。世界93番目という遅さで、当初は国内大手の音源を欠いた船出だった。
そのSpotifyに転機が二つ訪れる。2024年10月の無料プラン導入と、地元IT大手NAVERとの提携だ。会員サービス「ネイバープラスメンバーシップ」との連携が認知と利用者を押し上げ、国産の生態系の「外」から「中」へ入り込んだ。
別の調査では順位が逆になる点は割り引くにせよ、10年がかりの地殻変動が進んでいるのは確かなようだ。」</p>