テレビ朝日とインド最大級の映画館運営会社PVR INOXの映画製作・配給部門(PVR INOX Pictures)は、10月2日に『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』をインド全土の映画館で公開する。同シリーズがインドで劇場公開されるのは初めて。
ヒンディー語、タミル語、テルグ語で上映される。プロモーション活動を主導するのは、地場ライセンス・ブランドコンサルティング会社ブラック・ホワイト・オレンジ(BWO)で、全国規模でのファンエンゲージメント、消費者体験、およびプロモーション活動を統括。アドバイザリーおよび市場戦略のサポートは、地場コンサルのハプニング365シナジーズが担当する。
劇場公開に先駆け、6月20・21日にBWOがムンバイのジオ・ワールド・コンベンションセンターで開催したポップカルチャーフェスティバル「CORE」で、同国におけるドラえもんシリーズ初の一般公開イベントを開催。「ドラえもん」専用のゾーンでは、テーマに沿ったインスタレーションや写真撮影スポット、ファン参加のインタラクティブなエリア、インフレータブルが設置された。
今後も、学校訪問プログラム、デジタルメディア、屋外広告、ショッピングモールでの宣伝など、大規模なキャンペーンが展開される予定。
『ドラえもん』は2005年にインドでテレビ放送が開始。以来、長年にわたりインドの幅広い年齢層で熱心なファンを獲得してきた。現在では、ディズニー・チャンネル・インドで定期放送されているほか、JioHotstarでもストリーミング配信されている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「『ドラえもん』がインドで初めて劇場公開される。2005年のテレビ放送開始から20年、満を持しての大スクリーン進出だ。長年の放送で幅広い年齢層にファンが根づいており、その土台の上に劇場という新たな接点を重ねる構図だ。
注目したいのは、現地最大級の映画館チェーンPVR INOXと組み、ヒンディー語・タミル語・テルグ語の3言語で公開する点。インドは言語と地域が多様で、3言語対応は「全国民にリーチする」という本気度の表れと読み取れる。
さらに学校訪問やモール宣伝など、子どもと家族の生活動線に沿った地上戦も展開される。配信(JioHotstar等)で日常的に親しまれてきたキャラクターを、年に一度の特別な「劇場体験」へと引き上げる戦略だ。日本の国民的IPが、現地に深く根を張りながら段階的に市場を広げていく手堅い道筋が見えてくる。」














