グーグルは7月29日、音楽生成AIモデルの最新バージョン「Lyria 3.5」を発表。自社のAI音楽制作プラットフォーム「Google Flow Music(旧ProducerAI)」内で公開した。

Lyria 3.5について、同社は「音楽性、歌詞、ボーカルの質において大幅な進歩をもたらす」とコメント。「より自然な響き」の楽曲と、「より表現力豊かで情感あふれる」ボーカルを実現すると約束している。また、Flow Musicではより質の高い歌詞が生成され、プロンプトへの準拠度も向上しているほか、楽曲のテンポや再生時間の制御も容易になったとしている。

実例として、女性ポップアーティストのボーカルスタイルを取り入れた楽曲を公開している。

なお、同モデルの学習方法については触れていない。グーグルは従来モデルをリリースした際、同社およびYouTubeが「利用規約、パートナー契約、および適用される法律」に基づき「使用する権利を有する」素材を使用していると述べていた。

グーグルのこの立場は現在、法廷で争われている。全米各地のインディーズミュージシャンは3月、グーグルがYouTubeから無断かつ無報酬で取得した著作権保護された録音音源を用いて「Lyria 3」の学習を行ったとして提訴。グーグルは、アーティストたちは楽曲をYouTubeにアップロードした時点で、その楽曲の使用許諾を与えていると主張している。

(文:坂本 泉)