グラミー賞の公式サイトやYouTubeチャンネルからBTSのパフォーマンス動画が削除されたことが波紋を呼んでいる。Digital Music News(DMN)などが伝えた。
グラミー賞を主催するレコーディングアカデミーの広報担当者は、過去のBTSのパフォーマンス映像が削除されたことについて「通常のライセンス期限切れ」によるものだと説明。だが、BTSが次回のグラミー賞選考への応募を見送ると発表してから数日後に本件が発覚したことで注目が集まっており、BTSのファンは強く反発している。
BTSは、グラミー賞のエントリーを見送るに当たり「音楽が地域や言語によって分断されるのではなく、音楽そのものが、ありのままで聴かれ、愛されることを願っています」とコメントしており、今年新設された「最優秀アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス賞(Best Asian Pop Music Performance)」も影響しているとみられている。
なお、グラミー賞の公式サイトやチャンネルから削除された動画は、BTSのYouTubeアカウントでは依然として視聴可能となっている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「今回の一件の根には、賞の運営における普遍的なジレンマがある。グラミーが新設した「最優秀アジアン・ポップ」部門は、アジアの音楽の存在感の高まりに応え、光を当てる意図だったのだろう。
だがBTSは応募見送りにあたり「音楽が地域や言語によって分断されるのではなく、ありのままで聴かれ、愛されることを願う」と表明した。
専用の部門は、賞への入口を広げる一方で、主要部門とは別の枠に置かれたと受け取られる可能性もある。称える仕組みが、分ける仕組みに見えてしまう——この難しさは、女性映画賞や各国の国際部門など、他の賞レースでも繰り返し議論されてきた。
動画削除について主催者は「ライセンス期限切れ」と説明しており、ライセンスを持つBTS自身のチャンネルではもちろん今も視聴可能だ。」














