博報堂は、インド拠点のHakuhodo Indiaの主導で、日本のアニメIPの視聴・利用者を対象にアニメ視聴等への意識・行動の実態調査を実施した。インド主要8都市の15〜39歳の男女の「アニメを視聴する生活者層」1,200サンプルを対象に、対面式定量調査・ホームビジットインタビュー・有識者インタビューを組み合わせて実施した(調査時期:2025年12月〜2026年1月、調査機関:INTAGE INDIA Private Limited)。

調査結果の概要は以下の通り。

【視聴デバイス】スマートフォンが95.9%と圧倒的多数を占め、テレビが72.3%と続く。

【視聴プラットフォーム】Netflixが74.0%で最多、JioHotstar/Disney+が69.1%、YouTubeが68.8%、Amazon Primeが56.4%と、OTTサービスが上位を占める一方、Cartoon Networkが48.0%と従来のTV放送も一定の利用がある。

【視聴音声・言語】吹き替え版が61.1%と過半数を占め、吹き替え言語はヒンディー語が73.1%と突出。字幕では英語が68.9%で最多。

【アニメ関連活動】「友人とアニメについて楽しく話す」が66%で最多、「SNSでアニメ関連投稿をする」(44.3%)、「SNSでインフルエンサーやアニメクリエイターをフォローする」(43.4%)が続く。

【アニメ関連支出金額】過去6カ月間の支出は有職者で1,500〜2,000ルピー(約2,550〜3,400円)、学生・専業主婦で500〜1,000ルピー(約850〜1,700円)が最多。

【アニメグッズ購入】アパレルが72.1%でトップ、文房具(66.7%)、アクセサリー(56.3%)が続く。

Hakuhodo Indiaの調査担当者は、インドのアニメアクティブユーザーは約1億5,000万人に達し、総視聴時間では世界第3位、前年比16%増と急成長を遂げていると指摘。一方、アニメ関連支出は家庭平均月収の0.3〜0.4%程度にとどまっており、消費支出への転換はいまだ限定的な段階にあるとしている。