Snapchatを手がけるSnapは8月3日、2026年第2四半期(4〜6月)の売上高が前年同期比19%増の15億9,900万ドル(約2,522億円)となったと発表した。市場予想(15億4,000万ドル)を上回り、株価は時間外取引で12%上昇した。
FIFAワールドカップ期間中の広告消費の増加や、北米の大手広告主によるキャンペーン活動の活発化が追い風となった。純損失は1億6,400万ドルと、前年同期の2億6,300万ドルから赤字幅が縮小した。
月間アクティブユーザー数(MAU)は9億7,100万人と前期から1,500万人増加。日次アクティブユーザー数(DAU)は4億9,300万人で1,000万人伸びた。
エヴァン・シュピーゲル共同創業者兼CEOは、新型ウェアラブルデバイスを「最大の長期的なビジネスチャンス」と位置付けていると述べた。同社は6月、今秋に発売予定の消費者向けARグラス(メガネ型ARデバイス)「Specs」を発表。価格は2,195ドルで、ほとんどのメタ・プラットフォームズのRay-Ban製スマートグラス(350ドル前後〜)よりもはるかに高いが、アップルのVision Pro(3,500ドル〜)よりは安い。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「「消える写真」で欧米の若者をつかんだSNS、Snapchat。運営会社Snapの決算は売上19%増、利用者9億7,100万人と好調だったが、注目はシュピーゲルCEOの言葉だ。最大の長期的な商機は、今秋発売のメガネ型ARデバイス「Specs」だという。価格は2,195ドル(約35万円)。メタのスマートグラス(350ドル前後〜)より遥かに高いが、中身が違う。
カメラと音声中心のあちらに対し、Specsは視界に映像を重ねる本格ARで、132gの軽さでスマホ不要の独立動作型。約3m先に115インチ相当の大画面が浮かび、OpenAIやGeminiのAIが物体認識や翻訳をハンズフリーでこなす。
無謀な挑戦に見えて、実は年季が違う。顔を犬に変え、空間にキャラクターを置く——チャットの写真加工で10年、世界最大級のAR体験を日常にしてきたのがこの会社だ。遊びで鍛えたARの腕前を、いよいよ本業の画面にする。その自信の値札が、35万円である。」














