ウォルト・ディズニーとインド複合企業リライアンス・インダストリーズの合弁会社が運営するインドのストリーミングサービス「JioHotstar」は6月11日、2カ月前に自社アプリ内で立ち上げたマイクロドラマサービス「Tadka」のユーザー数が1億人を突破したと発表した。

Tadkaは、スマートフォン向けに縦向きで撮影されたマイクロドラマを提供。各エピソードは30〜60秒で、ヒンディー語、タミル語、テルグ語などで、ロマンス、スリラー、コメディ、スポーツなどのストーリーを網羅している。初期ラインナップには100本以上のオリジナル作品が含まれ、無料(広告付き)で視聴可能だ。

同社は「ユーザー」の定義やアクティブユーザー数を明らかにしていない。サービス開始以来、1人当たりの1日視聴時間は5倍に増加し、視聴者の42%以上が24歳未満という。

インドのマイクロドラマ市場は、地場のKuku TVとStory TVがけん引し、アプリストアにおけるダウンロード数ではNetflixなどを上回る勢いだ。ZEE5やAmazonなど大手も、マイクロドラマ配信サービスを立ち上げた。同国のマイクロドラマ視聴者数は3億〜5億人に達するとの予測もある。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「「縦型動画で30〜60秒のドラマを観る」という消費行動が、エンタメ業界の常識を塗り替えはじめた。インドのストリーミング「JioHotstar」が4月に開始したマイクロドラマサービス「Tadka」は、2ヶ月でユーザー数1億人を突破。視聴者の42%以上が24歳未満、1人当たりの1日視聴時間は5倍に増加した。
横画面・60〜90分・連続性のあるストーリー(=従来のTVドラマ)と対極にある、TikTok的な「縦型・短尺・無料広告」のドラマフォーマットだ。中国ではReelShort、DramaBoxが世界で急成長、インドではKuku TV、Story TVがNetflixを上回るダウンロード数。グローバルに、若年層のドラマ消費がTV型からスマホ縦型へ移行する分岐点を迎えていると言えそうだ。」