アントワーン・フークア監督によるマイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael/マイケル』の世界興行収入が9億6,000万ドル(約1,552億4,000万円)に迫り、世界中で興行収入の歴史を塗り替え続けている。ブラジル、日本、ロシアからのデータからも、同作が10億ドル達成に向けて順調に進んでいることが示唆されている。

最新の興行収入動向、映画ニュース、レビューなどを掲載する独立系SNSメディア「Global Box Office」は6月21日、『Michael/マイケル』がロシアで今年初めて2,000万ドルを突破したハリウッド作品となったと報道。日本では公開初週末から興行収入が約10%しか落ち込んでおらず、ブラジルの年間映画ランキングでも首位を維持している。

興行収入の内訳は、米国内が3億6,790万ドル、国内が5億9,170万ドルと、海外市場が62%近くを占める。米国では『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』に次ぐ今年2位のヒット作となっており、英国は6,980万ドルで最大の海外市場となっている。

アジアでの公開が勢いをさらに後押ししており、6月12日に公開となったばかりの日本では745万ドルを記録。韓国では1,160万ドル、中国では1,030万ドルを突破した。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「公開から2ヶ月、『Michael』が世界興収9.6億ドル(約1,552億円)に達し、10億ドルの大台が目前に迫ってきた。今年では『スーパーマリオギャラクシー・ムービー』に次ぐ2本目の到達となりそうだ。
注目したいのは、興収の62%近くを海外市場が占める点。英国を筆頭に、ロシアでは今年初めて2,000万ドルを超えたハリウッド作品となり、ブラジルでは年間首位を維持。日本でも初週末に10.9億円を稼ぐ実写No.1スタートを切り、2週目も前週比7割超を保って2週連続首位に立った。初週に10億円超えのロケットスタートを切った作品が、2週目に7割以上をキープするのは、実写洋画としては異例中の異例のハイペースだ。
マイケル・ジャクソンという名前が、言語や文化の壁を越えて通用することを改めて物語る。音楽伝記映画として歴代最高を更新し続けるこの成績は、没後も世界中で聴かれ続けてきた楽曲の蓄積があってこそだろう。」