ウォルト・ディズニーは5月28日、オランダの医療技術企業フィリップスと提携し、画像診断を受ける子供たち向けのテーマ型のMRI(磁気共鳴画像法)スキャナーを開発したと発表した。

同スキャナーは、照明や音、ディズニーキャラクターを活用し、MRI検査を受ける子どもたちにとって「より没入感があり、落ち着きを感じられ、親しみやすい体験」へと環境を変えているという。

MRI装置は通常、大型で騒音が激しく、狭い空間で、患者は最大40分間全く動いてはいけないため、小児患者の66%がMRI検査中に不安を感じるという。こうした中、欧州の病院6カ所で実施された研究によると、ディズニーをテーマにした環境演出により、6〜10歳の小児患者における検査後のストレスレベルが43%低下。検査中の中断が63%減少したことも確認された。

同技術は、英米を含む世界87カ国にある対応機器を備えた医療施設に導入される予定。ディズニーは社会貢献活動の一環として、アートや画像を無償で提供している。

(文:坂本 泉)