AIオーディオブック企業「Spoken」のマルチキャスト作品(登場人物ごとに異なるAI音声を割り当てた作品)が、プロの人間1人によるナレーション作品よりも高い好感度を獲得したーー。Spokenのの委託で米市場調査会社エジソン・リサーチが実施した調査により、こうした実態が明らかとなった。
調査は5月に、フィクションのオーディオブックを聴く米国の成人1,005人を対象に行われた。回答者は2つのグループに分けられ、AI生成のオーディオブック、または1人の人間がナレーションを担当したオーディオブックを聴かされた。回答者は事前にAIの声が使用されていることを知らされておらず、どの手法で制作されたかについても説明を受けていなかった。
AIが使用されていることを知った後、回答者の61%が、Spokenのマルチキャスト作品を高く評価したのに対し、人間のナレーターによる作品を高く評価したのは53%にとどまった。また、回答者はAI版を、ナレーションの品質および全体的な没入感の点でより高く評価した。
(文:坂本 泉)














