ラスベガスの球体型アリーナ「スフィア」で、米国民的テレビ司会者オプラ・ウィンフリーがエグゼクティブ・プロデューサーを務める、新たな没入型ライブ体験「アハ(AHA)」を2027年4月2〜4日に上演される。

ウィンフリーが生出演する2時間にわたるショーでは、グラミー賞受賞者のジェイコブ・コリアー、詩人兼作家のオーシャン・ヴオンをはじめとするアーティストがパフォーマンスを披露し「まったく新しい視覚的・音楽的な没入型感覚のシンフォニー」を織りなす。観客の頭上や周囲を覆う世界最高解像度のLEDディスプレイ、世界最先端のコンサートグレードのオーディオシステム「スフィア・イマーシブ・サウンド」など、スフィアが誇る次世代技術が活用される。

主催はライブネーションで、音楽監督を作曲家のマックス・リヒター(アカデミー賞ノミネート)が、演出をイーサン・トブマン、脚本をタレル・アルヴィン・マクレイニー(『ムーンライト』でアカデミー賞受賞)、プロデュースをサイレント・ハウス・グループの創設者であるバズ・ハルピン(エミー賞受賞)が手がける。

アハは、同施設にとって新タイプのショーとなる。スフィアではこれまで、U2など数多くのアーティスト公演のほか、スポーツイベント(UFC)を開催。現在上演中の『オズの魔法使い』の4D没入型体験は、絶大な人気を誇る。ウィンフリーは今回の没入型体験を、スフィアでのU2公演を見た際に思いついたと話している。

ウィンフリーが広めた「アハ・モーメント」の概念は、辞書で「突然の気づき、ひらめき、洞察、認識、理解が訪れる瞬間」と定義されている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「米国で「最も影響力のあるテレビ司会者」と言われ続けてきた人物がいる。オプラ・ウィンフリー。自身のトーク番組を25年続け、彼女が番組で薦めた本は必ずベストセラーになり、大統領選の支持表明が票を動かすとまで言われた、米国の国民的存在である。そのオプラが次の舞台に選んだのが、ラスベガスの球体アリーナ「スフィア」だった。2027年4月、本人が生出演する2時間の没入型ショー「アハ」を上演する。グラミー賞のジェイコブ・コリアーらが出演し、『ムーンライト』のアカデミー賞脚本家、作曲家マックス・リヒターと、布陣は映画級だ。着想はU2のスフィア公演を観た瞬間だったという。この座組が象徴的なのは、テレビの時代を象徴する人物が、テレビでも配信でもなく「その場に行かないと味わえない体験」へ移った点である。『オズ』の大ヒットに続き、スフィアは音楽でも映画でもない新ジャンルの発明装置になりつつある。」