音声生成AIを手がけるイレブンラボ(ElevenLabs)は5月27日、マーベル・コミックス原作者の故スタン・リーの声と肖像のライセンスを取得したと発表した。

リーの声と肖像が、企業が商用利用のためにライセンスを取得できる、著名人の声や肖像のコレクション「 ElevenLabs Iconic Marketplace」に追加されることになる。

このほか、同社のビジュアル生成ツール「ElevenLabs Creative Templates」を通じて、コミックのコマをモチーフにしたリー氏の肖像が生成可能に(期間限定、非商用利用のみ)。「Eleven Reader」アプリを通じて、リーの声を任意の書籍のナレーションとして使用することもできる。さらに、AI音楽生成ツール「ElevenCreative Music」に、リーから着想を得たコミック風の音楽フィルター2種類が追加された。

イレブンラボを通じて声や肖像が利用可能な他の俳優や著名人には、マイケル・ケイン、ジュディ・ガーランド、バート・レイノルズ、デヴィッド・ハッセルホフ、アルバート・アインシュタインらが含まれる。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「音声AIで覇権を獲ったイレブンラボが「故人著名人のIP事業者」へと急速に進化している。同社は5月27日、マーベル・コミックス原作者の故スタン・リーの声と肖像のライセンスを取得したと発表。これにより同社の「Iconic Marketplace」に、マイケル・ケイン、ジュディ・ガーランド、アルバート・アインシュタインらと並んでスタン・リーが加わった。商用利用のライセンス販売だけでなく、自社の複数製品でも統合活用する。ビジュアル生成ツール「Creative Templates」でリー氏の肖像を生成、「Eleven Reader」アプリでリー氏の声で任意の書籍を朗読、AI音楽ツール「ElevenCreative Music」にコミック風音楽フィルター2種を追加。「権利取得→マルチ製品展開」のエコシステム化を、ライセンス1件ごとに繰り返す戦略が見える。」