Spotifyの20周年記念パーティーで披露されたミラーボールのアイコンに対し、激しい批判が殺到した。この反発を受けて同社は5月17日、一時的にアイコンを変更するという計画通り、まもなく従来の2Dロゴに戻す」と説明した。

Spotifyは先に、予告なしにiOS向けモバイルアプリに、緑色に光るミラーボールのアイコンを導入した。同社の設立20周年を楽しく祝うためのものとして、自身の音楽再生履歴を振り返ることができるモバイル限定のアプリ内体験「Spotify 20: Your Party of the Year(s)」と連動して提供されたものだ。

しかし、多くのユーザーがデザインを酷評。これに対し、Spotifyの公式Xアカウントは「キラキラしたデザインが万人受けするわけではないことは承知している。この期間限定の華やかなデザインもまもなく終了する。来週からはいつものSpotifyのアイコンに戻る」などと返信した。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「「あれ?Spotifyどこ?あ、これか」となったのは私だけでなかったようだが、それでお怒りの方が世界でそこそこ多かったようでちょっと驚いている。20周年などの記念タイミングは、マーケターにとって魅力的な機会である一方、ブランド表現としてはとても難しい瞬間でもある。GoogleはDoodleで毎日のように「お祝いビジュアル」を見せているが、あれは「いつもの検索画面」という安定した土台があるからこそ成立する仕掛けだ。一方、アプリアイコンというホーム画面の固定要素を変えると、ユーザーは戸惑う。Spotifyは「期間限定」と明示していたが、予告なしにアイコンが切り替わったことで、楽しさよりも違和感のほうが先に立ってしまった。ブランドの祝祭表現は、ユーザーの導線設計と切り離せないものになってきた。」