TikTokは5月12日、ユーザーがアプリ内で直接ホテルや観光スポット、体験型アクティビティを検索・予約できる機能「TikTok GO」の提供を米国で開始すると発表した。日本では2025年から同機能が提供されている。

TikTok GOでは、ホテルや観光スポット、体験型アクティビティを紹介するクリエイターは、自身のコンテンツから直接予約へと誘導でき、紹介料やクリエイター向けキャンペーンを通じて収益を得る機会もある。

米国でのサービス開始は、Booking.com、Expedia、Viator、GetYourGuide、Tiqets、Trip.comとの提携により実現した。

TikTokは、TikTok GOやTikTok Shopを通じて、発見エンジンを体系的に取引の場へと転換しており、これによりユーザー定着率を高めると同時に、新たな収益源を開拓している。

日本では、直近6カ月におけるTikTok GOを通じた予約数が前期から270%増加。TikTok GO機能を活用しているクリエイター数は、半年前と比較して130%以上伸びた。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「日本の旅行系インフルエンサーが先行してきた仕組みが、ついに米国でも始まる。TikTokがアプリ内でホテル・観光スポット・体験型アクティビティを検索・予約できる機能「TikTok GO」を米国で開始した。

クリエイターは自身の動画コンテンツから直接予約への誘導が可能で、紹介料やキャンペーンを通じた収益化機会も提供される。日本では2025年から先行展開されており、直近6カ月の予約数は前期比270%増、活用クリエイター数も半年で130%以上伸びている。

Booking.com、Expedia、Viator、GetYourGuide、Tiqets、Trip.comとの提携で、世界主要OTA(オンライン旅行代理店)が一気にTikTokのコマース基盤に接続された格好だ。TikTokは「発見エンジン」と「取引の場」を一つのアプリ内で完結させる設計を取り、TikTok Shop(物販)と並ぶ収益源として旅行領域を確立しようとしている。

SNSが「観る場所」から「買う場所」へと変容する流れが、旅行カテゴリーで具体的な数字となって表れ始めた。」