<p>米グーグルの持ち株会社アルファベットは7月22日、2026年第2四半期(4〜6月)のYouTube広告の売上高が110億5,500万ドル(約1兆8,111億円)となり、前年同期比12.9%増加したと発表した。FIFAワールドカップも寄与し、関連動画を視聴したユニーク視聴者数は17億人を超えた。</p>
<p>YouTubeのサブスクリプション収入は単体で公表されていない。これが含まれる「グーグルのサブスク、プラットフォーム、デバイスの売上高」は129億1,100万ドルと15.2%拡大した。</p>
<p>グーグルのスンダー・ピチャイCEOは決算説明会で「アルファベット全体の売上高は24%増となり、このうちグーグル・クラウドはAIインフラやAIソリューションへの需要により82%増へと成長が加速。全事業分野で勢いのある展開を見せている」とコメントした。</p>
<p>フィリップ・シンドラー最高事業責任者(CBO)は、YouTubeのサブスク収入が、YouTube MusicとYouTube Premiumが原動力となり、広告収入を上回るペースで伸び続けていると説明した。</p>
<p>(文:坂本 泉)</p>
<p>榎本編集長「この夏のワールドカップで、最も多くの人が集まった「会場」はどこか。スタジアムでも、テレビの前でもない。YouTubeだ。大会関連の動画を観た人は世界で17億人を超えた。地球のおよそ5人に1人である。
興味深いのは、YouTubeが試合の放映権を持っていなかったことだ。それでも、ゴール集を観返し、名場面に世界中が反応し合う——試合の「あと」と「あいだ」の膨大な時間が、すべてここに流れ込んだ。その人の流れが、四半期1.8兆円の広告収入を支える。
さらに注目は、有料会員などのサブスク収入が広告を上回るペースで伸びていることだ。牽引役は広告を消すPremiumと、音楽のYouTube Musicだという。動画の巨人は、音楽配信でもSpotifyらと並ぶ勢力に育っている。無料の広場で17億人を集め、その中から課金会員を育てる——フリーミアムの仕組みが、これ以上ない規模で機能していることが読み取れる。」</p>














