メタ・プラットフォームズは7月10日、ユーザーがInstagramの公開アカウントの投稿を素材にして画像を生成できるAI機能を廃止すると発表した。数日前に発表したばかりの機能だが、オプトアウト方式(著作権者が拒否しない限りデータを使用する)を採用したことで、タレントエージェンシーなどから批判が相次いでいた。
問題となった機能は、ユーザーが公開または非保護設定のInstagramフィードにタグを付けるだけで、そのフィードが即座に生成AIの素材となり、AIが独自の画像や、いわゆる「リミックス」と呼ばれる作品を作成するもの。生成された画像はオンライン上で恒久的に公開される。18歳以上の公開アカウントを持つユーザーは、自身の画像が画像生成ツールから除外されるようにするには、この機能を無効にする必要があった。
同機能を発表すると、エンターテインメント業界は即座に反発。トム・ハンクスやメリル・ストリープなどをクライアントに持つタレントエージェンシーのCAAはメタに直接懸念を伝え、SAG-AFTRA(全米映画俳優・テレビ・ラジオ芸術家組合)は組合員にオプトアウトを呼びかけた。
メタは声明で「私たちの意図は、有用なクリエイティブツールを提供するとともに、公開コンテンツがこの方法で参照されるかどうかを、ユーザー自身が制御できるようにすることだった」と説明している。
今年初めには、OpenAIの動画生成モデル「Sora 2」も同様の批判を浴び、サービスを終了した。
(文:坂本 泉)














