ゲームクリエイター兼作曲家のトビー・フォックスによる最新作『デルタルーン:チャプター5』のサウンドトラックが、ビルボードのサウンドトラック・チャートで初登場3位、トップ・ダンス/エレクトロニック・アルバム・チャートで5位にランクインした。Digital Music News(DMN)が伝えた。

フォックスは今回、楽曲ベースのチャートにも初登場しており、「Flower Man」と「Cutie Mew Mew Magic」がホット・ダンス/エレクトロニック・ソングスチャートでそれぞれ13位と18位に入った。6月にリリースされた『デルタルーン:チャプター5』のサントラは、2025年にリリースされた『デルタルーン:チャプター3+4』の最高5位を上回った。

『デルタルーン』シリーズのサントラは、ビデオゲームのオリジナル音楽を専門とするインディーズレーベル兼パブリッシャーの米マテリア・ミュージックからリリースされている。設立10周年を迎えるマテリアは、出版、ライセンス、シンク事業を通じて、ゲームの外で聴衆に届いた音楽が生み出す権利と収益を管理。オリジナル・サントラの配信だけでなく、CDやLP、楽譜、グッズも展開している。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「このヒットは一夜のバズではなく、10年以上かけて育ったファン文化の成果だ。トビー・フォックスは2015年の『アンダーテール』で熱狂的な支持を集め、ポケモンにも楽曲を提供した。『デルタルーン』はそのパラレルストーリーを章ごとに届けるゲーム。2018年の第1章から、新章の配信が一斉のプレイや実況、楽曲の二次創作を呼ぶイベントとなってきた。今年6月の第5章では、Steamの最大同時プレイヤー数が前年の約13万人から約29万人に倍増。サントラも米ビルボードのサウンドトラックチャートで、前年の第3・4章の最高5位を超える3位に初登場した。さらに収録曲2曲がダンス系楽曲チャートにも初進出。物語の続きを待つ熱が、ゲームだけでなく音楽の消費まで動かしている。漫画の連載にも似た、章立ての強みが生んだヒットといえそうだ。」