米国でストリーミングプラットフォームがテレビ画面のトラフィックのほぼ半分(49.6%)を占める中、YouTubeは過去最高シェアの15.8%を記録。2位のNetflix(7.7%)の倍以上を確保している。米調査会社ニールセンが公表した、米国プラットフォーム別テレビ視聴時間の分析レポート「The Gauge」の最新版(2026年8月分)から、こうした実態が明らかとなった。
YouTubeは近年、Netflix、Prime Video、Disney+といった競合他社をリードし、単一の配信事業者として最大の視聴時間シェアを獲得しているが、今回のシェア拡大は、全体的な視聴時間が縮小傾向にある中で達成された点で特に注目に値する。ワールドカップが終了し、学生たちが新学期を迎えた8月の米国のテレビ視聴時間は前月比4.4%減少。ストリーミング消費総量も3.2%落ち込んだ。
例年はYouTubeも8月に視聴時間が短くなる傾向にあったが、今年は高齢層の利用拡大が寄与したようだ。YouTubeの50歳以上における視聴は9%伸びた。
榎本編集長「リビングの大画面で最も観られているのは、もはや地上波でもNetflixでもなくYouTubeだ。ニールセンの「The Gauge」は、配信に加え地上波やケーブルの放送チャンネルも含めた、テレビ画面の全視聴時間を測る調査。その8月版でYouTubeは15.8%と過去最高を更新した。配信2位のNetflix(7.7%)の倍以上というだけでなく、放送局の個々のチャンネルも押しのけ、単一の事業者として全テレビ視聴の首位に立っている。YouTube自身も、米国では視聴時間の最大のデバイスがスマホからテレビに替わったと公表済みで、「スマホで観るYouTube」はもう米国の実態ではない。無料で品揃えは無限、アルゴリズムが次を選んでくれる。この体験に慣れた視聴者にとって、テレビはYouTubeを映す機械になりつつある。日本でもテレビのネット接続率は上がり続けており、放送局にも配信各社にも、YouTubeとの共存は戦略の中心に据えるべき問いになっている。」














