アップルは、iPhone向け自社製ゲームコントローラーを2種類を開発中で、「Beats」ブランドとして販売する計画のようだ。ブルームバーグが9月13日報じた。
アップルのゲームコントローラー事業参入の噂は、以前から流れていた。アップル関連のニュースサイト「MacRumors」は9月4日、macOS 26.7ベータ版のコード内に、純正デバイスとして識別される2つの未発表コントローラーに関する記述を発見したと報じていた。
2014年に買収されたBeatsは、ヘッドホンの枠を超えて事業を拡大し、現在では充電ケーブルやiPhoneケースなどライフスタイル系アクセサリーも販売している。
ゲーミング文化は、標準的なMacアクセサリのミニマルなデザインよりも、Beatsのライフスタイルイメージに合致しており、Beatsからゲームコントローラーを発売することで、低価格帯とライフスタイルを打ち出し、より幅広いゲーマー層を取り込む狙いとみられる。
アップルは、同市場を成長市場とみなして参入を目指すが、価格や発売時期については明らかにされていない。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「アップルがBeatsブランドで、iPhone向けゲームコントローラーを2種類開発中とブルームバーグが報じた。この動きが興味深いのは、アップルの流儀との関係だ。同社は長年、タッチ操作の純粋さを守り、物理ボタンの追加には禁欲的だった。その会社が専用コントローラーを自ら作るなら、それは「iPhoneは本格ゲーム機である」という宣言に等しい。実際、『バイオハザード RE:4』や『デスストランディング』といった据え置き機の大作が既にiPhoneへ移植され、最新チップの実測ではRE:4が60fps前後で安定動作する水準に達した。足りないのは操作の物理だけ、という状況が続いてきたのである。看板の選び方も理に適う。ミニマリズムを貫くAppleブランドではなく、ストリートやゲーミング文化と親和性が高く、色や装飾のアグレッシブな展開が可能なBeatsを選んだのは、極めて合理的だろう。任天堂がSwitchで示した通り、携帯ゲーム体験の質はコントローラーが決める。スマホゲーム大国の日本でも、市場の景色を変えうる話だ。」














