知名度の高い業績不振のテクノロジー企業を買収・再生するイタリアのテック企業ベンディング・スプーンズ(Bending Spoons)が7月1日、ナスダックに上場した。AIへの懸念から従来のSaaS企業の株価が低迷する中、初日に株価が40%上昇する引き合いの強さを見せた。TechCrunchなどが伝えた。
ベンディング・スプーンズは、AOL(ポータルサイト)、Eventbrite(イベント管理)、Vimeo(動画プラットフォーム)、WeTransfer(ファイル転送)、Evernote(メモアプリ)、Meetup(交流プラットフォーム)など、これまで50社超を買収。傘下のアプリ全体の月間アクティブユーザー数(MAU)は5億人以上で、有料ユーザーは900万人を数える。
同日の終値は40.50ドルで、IPO価格の29ドルを40%近く上回った。初値は31ドル。同社の時価総額は257億ドルと、前回(非上場時)の評価額110億ドルの倍以上となった。同社は今回の株式公開で16億8,000万ドル(約2,709億5,000万円)を調達した。
同社の2025年の売上高は13億1,000万ドル、営業利益は2億7,800万ドルと、いずれも前年から2倍前後の伸びている。売り上げの84%をサブスクリプション事業が占める。
(文:坂本 泉)














