Eventbrite、Vimeo、WeTransferなどの企業を買収してきたイタリアのテック企業ベンディング・スプーンズ(Bending Spoons)が6月8日、米国で新規株式公開(IPO)を申請した。今夏にIPOを控えているスペースXやアンソロピックといった企業に加わることになる。
ベンディング・スプーンズは通常、経営状態が芳しくない企業を買収し、人員を削減した上で、さまざまなサブスクリプションモデルを導入して黒字化へと導く。これまで50社超を買収しており、同社のアプリ全体の月間アクティブユーザー数(MAU)は5億人以上、有料ユーザーは900万人に上る。
2025年の売上高は前年比95%増の13億1,000万ドルで、2年前からは3倍以上に増加。営業利益は2億7,800万ドルと、前年から2倍超、2年前からは3倍超にそれぞれ拡大した。同社の売上の大部分はサブスクリプション事業によるもので、全体の84%を占める。
同社は昨年の資金調達で企業価値110億ドルをつけ、2024年の28億ドルから大幅に拡大。ロイター通信は今年4月、ベンディング・スプーンズがIPOで企業価値200億ドルを目指す可能性があると報じていた。
筆頭株主は、英投資運用会社ベイリー・ギフォードで、他の機関投資家も出資者リストに名を連ねている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「「経営不振のアプリを買って、人員削減してサブスク化、黒字化」──そんなビジネスモデルで急成長してきたイタリアのテック企業ベンディング・スプーンズが、6月8日に米国でIPOを申請した。同社はVimeo(動画プラットフォーム)、WeTransfer(ファイル転送)、Eventbrite(イベント管理)など50社以上を買収。2025年売上は前年比+95%の13億1,000万ドル(約2,066億円)、営業利益2億7,800万ドル(約438億円)。MAU 5億人超、有料ユーザー900万人、売上の84%がサブスクから。SpaceX、アンソロピックと並ぶ今夏の大型IPOラインナップに加わる。IPOでは200億ドル(約3兆1,540億円)評価も視野とロイターは報じている。」














