米経済誌フォーブスは6月23日、「2026年トップクリエイター・リスト」を発表した。TikTok、YouTubeなど各種ソーシャルプラットフォームで最も収益が高く、影響力があるクリエイター50人をランク付けしたもので、今年で5回目となる。

例年通り、MrBeastが3億ドル(約485億円)という他を圧倒する収益で首位となった。一方、上位50人の総収入は10億2,000万ドルと、初めて10億ドルの大台を突破した。前年から20%、2022年比で80%拡大している。

フォーブス誌は「クリエイター経済は、もはやショービジネスへの参入を目指すものでなく、それ自体がショービジネスとなっている」と分析。その理由として、『バックルームズ』『オブセッション 災愛』といったクリエイター主導の映画の商業的な成功、NetflixやAmazonとのクリエイターIP契約、クリエイターたちの起業家精神の高まり(小売ブランド立ち上げや独自の制作スタジオ設立)、FASTプラットフォーム(広告付き無料ストリーミングTV)への進出、長期的で広範囲なブランド提携の普及などを挙げた。

同ランキングは、アカウントの収益(推定値)、起業家精神、影響力(フォロワー数とエンゲージメント率)を総合的に考慮して作成されている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「フォーブスの2026年トップクリエイター・リストで、首位MrBeastは3億ドル(約485億円)という桁外れの収益を記録した。さらに注目すべきは、上位50人の総収入が初めて10億ドルの大台を超えた点だ。
同誌は「クリエイター経済は、もはやショービジネスへの参入を目指すものではなく、それ自体がショービジネスになっている」と総括する。
この変化を支えているのが、クリエイターたちの「起業家」への進化だ。動画の広告収入に頼るだけでなく、自分のブランドや制作スタジオを立ち上げ、NetflixやAmazonとIP契約を結び、広告付き無料配信(FAST)にも進出する。収入源を多角化し、自らをひとつの事業体へと育てている。
首位のMrBeast自身、菓子ブランドや食品事業を世界展開し、動画制作と並ぶ収益の柱に育てた典型例だ。一人の人気者が、メディア企業そのものへと変貌していく時代に入ったことが読み取れる。」