音楽生成AI「Suno」は6月3日、シリーズDの資金調達ラウンドで4億ドル(約641億円)を確保したと発表した。これにより、同社の評価額は54億ドルに到達した。
昨年11月の2億5,000万ドルの資金調達で24億5,000万ドルの評価額をつけてから、わずか半年で企業価値が2倍以上に膨らんでいる。
今回の資金調達ラウンドは、OpenAI、Substack、Kalshiなどをポートフォリオに持つベンチャーキャピタル(VC)のボンド・キャピタルが主導。IVP、フォアランナー・ベンチャーズ、ユニオンスクエア・ベンチャーズ、アルケオン・キャピタル、クワイエット・キャピタルのほか、既存投資家のマトリックス・パートナーズ、ライトスピード・ベンチャー・パートナーズ、メンロ・ベンチャーズ、シュローダー・キャピタルも参加した。これまでの資金調達ラウンドと同様に「著名なアーティスト、ソングライター、プロデューサー、業界関係者」も出資したとしている。
Sunoは、音楽業界と提携して開発した初の音楽モデルを今後数カ月以内に展開する予定だと明かした。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「半年で評価額が2倍以上に──音楽生成AI「Suno」が6月3日、シリーズDで4億ドル(約641億円)を確保した。評価額は54億ドル(約8,516億円)に到達。注目すべきは、「著名なアーティスト、ソングライター、プロデューサー、業界関係者」も出資者として参加した点だ。一方、Sunoは6万1,026曲以上の楽曲を無断学習させたとして、UMG・ソニーから現在も提訴されたまま。アーティスト側がSunoを「投資先」と「被告」の両方で見ている、というねじれた構図が、AI音楽生成の現状を物語っている。ワーナーと和解したSunoは業界と提携して開発した初の音楽モデルを「今後数カ月以内に展開する」予定だ。」














