TikTokは、同社のAIを活用したモデレーションツールによって不当にクリエイター報酬プログラムから除外された3人のオリジナルコンテンツクリエイターに対し、収益化機能を復活させた。ハリウッド業界誌「Deadline」が5月29日伝えた。

ロサンゼルスを拠点とする独立系映画監督のコリー・マン氏は、自身の短編映画『When BFFs are TOO Close』が260万回以上の再生回数を記録したところ、収益化停止の処分を受けた。

TikTokのモデレーションツールは、マン氏が脚本・監督・主演を務めたオリジナル作品であるにもかかわらず、「質の低いリアクション動画」だと判断。同氏は異議申し立てを行い、編集の証拠などを提出したものの、TikTokからメールで「独創性のないコンテンツ」を掲載していたため、報酬プログラムから「永久に除外」されたとの通知を受け取った。

マン氏がこの経験を公表すると、同様の扱いを受けた人々から連絡が寄せられた。Deadlineがマン氏の処分について問いただすと、TikTokは決定を撤回。マン氏を含む3人を報酬プログラムに復帰させた。TikTokは処分理由の説明を拒否し、ユーザーが停止処分に対して異議申し立てをしやすいように努めていると強調した。

(文:坂本 泉)