TikTokは5月11日、英国で月額3.99ポンド(約850円)の広告非表示のサブスクリプションプラン「TikTok Ad-Free」を導入すると発表した。今後数カ月で、18歳以上のユーザーを対象に順次提供を開始する。
このプランに登録したユーザーにはTikTok上で広告が表示されなくなり、個人データが広告目的で使用されることもなくなる。今回のサブスク導入には、企業による広告目的でのユーザーの個人データの収集を、本人の同意なしに行うことを禁じている英国の一般データ保護規則(GDPR)が背景にあると考えられている。
Instagram、Facebook、Snapchatはいずれも近年、ユーザー向けに同様のサブスクサービスを展開しており、月額料金を支払うことで広告を非表示にしたり、表示数を減らしたりできるようになっている。
TikTokは2023年、一部市場で広告なしプランの試験運用を開始していた。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「TikTokが英国で月額3.99ポンド(約850円)の広告非表示サブスクリプション「TikTok Ad-Free」を導入する。背景には、企業による広告目的のユーザー個人データ収集を本人同意なしに行うことを禁じる英国の一般データ保護規則(GDPR)がある。
Meta(Instagram、Facebook)やSnapchatも同様のサブスクを展開しており、欧州市場では「ユーザーが広告を拒否する場合は有料プランを選べる」という二択モデルが業界標準となりつつある。広告ターゲティングが規制対象となれば、SNSのビジネスモデルは「広告収益のみ」から「広告+サブスク」の二層構造へと再編される。
TikTokは2023年に一部市場で試験運用を開始しており、英国本格導入は欧州全体への展開の足がかりとなる。プライバシー規制が事業構造の進化を促す構図が、SNS各社の決算にも徐々に反映されつつある。」














