Netflixは9月1日、自社のオリジナル動画ポッドキャスト全シリーズの配信を継続するとともに、著名パーソナリティを起用した新たな番組を追加すると発表した。

新番組には、スタンダップ・コメディアンのカット・ウィリアムズや作家のハーラン・コーベン、YouTuberのステファニー・スーらが出演する。

Netflixは今年に入り、動画ポッドキャストの本格展開を開始。現在、60本以上のポッドキャストを配信している。これらは現時点でNetflixの視聴回数ランキングには入っていないものの、同社はこの形式への注力を続ける方針のようだ。

ポッドキャストは、Netflixにとってある種の空白を埋める存在となっており、実録犯罪、料理、インタビュー、ニュースといったジャンルを網羅した幅広いコンテンツを提供。また、ドラマシリーズやオリジナル映画を一気見する気分になりにくい日中の時間帯に、視聴者の時間を埋める役割も果たしている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「Netflixが、オリジナル動画ポッドキャストの全シリーズ継続と、新番組の追加を発表した。人気コメディアンやベストセラー作家、YouTuberを起用し、配信本数は60本を超える。数字は、まだ発展途上だ。今年6月にサッカー番組『The Rest Is Football』がポッドキャストとして初の総合トップ10入りを果たした例外はあるものの、大半の番組は看板ドラマ級の視聴には達していない。それでも注力を続けるという。先日紹介した調査が、その理由を照らす。YouTube利用者のうちNetflixも使う人は約16%にとどまり、この比率はNetflixがポッドキャストを始めた1月から、皮肉にも低下傾向にあった。攻め込んだ先で、すぐに旗色が良くなるほど甘い戦場ではないのだ。だがNetflixが埋めたいのは、大作を観る気になれない日中の「ながら時間」——YouTubeが支配してきた時間帯である。トップ10入りの一本は、この長期戦にともる小さな灯だろう。数字が育つまで耐える体力勝負が、続いていく。」