ウォルト・ディズニー・カンパニーは8月11日、電気自動車(EV)によるモータースポーツ選手権である「フォーミュラE」と、複数年にわたるグローバル・ストリーミング契約を締結したと発表した。

12月に開幕する2026/2027シーズンから、Disney+およびESPN+で全レースを配信する。ライブ中継に加え、舞台裏の番組やオンデマンドでのレース再放送などを視聴できるようになる。

2026/2027シーズンは、世界を代表する都市を舞台に13大会・全21ラウンドを開催。12月18日にサウジアラビア・ジェッダで開幕し、2027年7月25日に東京で最終戦を迎える。

Disney+は、スポーツ生中継の番組を拡充しており、2026年FIFAワールドカップ、スペインのプロサッカー1部リーグ「ラ・リーガ」(一部地域)、NBA(フィリピン)、UEFA女子チャンピオンズリーグ(欧州・中南米全域)などが含まれる。

アップルはESPNに代わり、F1(フォーミュラ1)の米国放映権を今年から5年間にわたり獲得している。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「ディズニーのスポーツ攻勢が続いている。8月11日、電気自動車レースの世界選手権「フォーミュラE」と複数年のグローバル配信契約を結んだと発表した。12月開幕の新シーズンから、Disney+とESPN+で全レースを生中継し、舞台裏番組や再放送も揃える。振り返れば、この夏のディズニーは動きづめだ。FIFAワールドカップ、フランスでのラ・リーガ、フィリピンのNBA、欧州・中南米のUEFA女子チャンピオンズリーグ——先日この欄で紹介した「欧州のスーパー・アグリゲーター化」の路線に、今度は世界を転戦するモータースポーツが加わった。映画の殿堂が、いまや週末のスポーツ観戦の玄関口を競っている。理由は既報の通り、リーグ戦という「毎週の習慣」が解約を防ぎ、広告の一等地になるからだ。配信の主戦場が作品の棚から生活の時間割へ移った——その流れを、また一つの契約が裏づけた。」