2026年8月第2週のSpotify日本Top200(集計期間:2026年8月7日〜8月13日)は、Mrs. GREEN APPLE「Brand New」(223.3万再生)が5週連続で首位となった。前週の234.6万再生からはやや落ち着いたものの、2位に約59万再生の差をつけている。2位はMrs. GREEN APPLE「青と夏」(164.1万再生)が前週3位から浮上し、back number「高嶺の花子さん」(159.8万再生)が前週2位から入れ替わる形で3位となった。

今週の新曲

8月7日に配信リリースされたスピッツ「見知らぬ糸」(98.9万再生・38位)が初登場した。蒼井優主演のドラマ『Tシャツが乾くまで』の主題歌で、通算48作目のシングルにあたる。脚本は『silent』の生方美久によるオリジナルストーリーで、演出陣には『花束みたいな恋をした』『カルテット』などを手がけた土井裕泰が名を連ね、ドラマの反響とベテランバンドの人気が組み合わさって数字に表れている。

8月4日に配信された=LOVE「恋、はじめました。」(52.5万再生・88位)もチャートに初登場した。8月26日発売の21stシングル表題曲。

JO1「SAKURA」(39.1万再生・176位)は、10月2日発売の全米デビューEP「ANIMAL」収録曲。8月7日から先行配信が始まった。JO1は先週80位で初登場した「WHATCHA DOIN」も今週112位(47.6万再生)に残り、2曲がチャートインしている。

Ado「モンストロ」(38.7万再生・183位)は、8月7日に公開された実写映画『ブルーロック』の主題歌で、映画公開と同日に配信された。作曲・編曲をGiga&TeddyLoid、作詞をryo(supercell)が手がけている。

スピッツ、新曲が過去最高の初登場

「見知らぬ糸」の38位初登場は、スピッツにとって最も高い新曲デビューとなった。2023年リリース「美しい鰭」は初登場53位から配信3週目で2位に到達し、その後2か月にわたってその位置を維持した。「美しい鰭」の水準に届くかが一つの目安となりそうだ。

ただ新譜の話題が旧譜へ波及するカタログ効果は限定的で、今週のカタログ5曲・292.0万再生は前週の4曲・195.2万再生から96.7万再生増加した。「見知らぬ糸」の再生数は98.9万。つまり新曲を除いた旧曲の合計は193.1万再生と、前週の195.2万再生から2.1万再生ほど減少している。「チェリー」(63.1万再生・59位)が微増する一方で、「ロビンソン」(48.8万再生・99位)や「美しい鰭」(42.4万再生・152位)は数字を落とした。カタログが動いたのはドラマの放送が軌道に乗った7月30日集計週で、旧曲だけで5曲・255.3万再生まで膨らんでいる。ドラマへの関心がまずカタログの定番曲へ流れ、新曲が配信されるとそこへ再生が集中する動きが、データから読み取れる。

上位アーティストの動向

今週のTop10はMrs. GREEN APPLEとback numberが計7曲を占めた。Mrs. GREEN APPLEは「Brand New」(223.3万再生・1位)を筆頭に、「青と夏」(164.1万再生・2位)が前週3位から浮上、「ライラック」(143.9万再生・9位)が前週10位から、井上苑子を迎えた「点描の唄」(143.3万再生・10位)が前週9位からと、4曲がTop10入りした。

back numberは「高嶺の花子さん」(159.8万再生・3位)が前週2位から3位へ後退した一方、「ブルーアンバー」(156.1万再生・5位)が前週7位から浮上し、「花束」(147.6万再生・8位)は前週5位から後退。3曲がTop10に残っている。

M!LKは「好きすぎて滅!」(157.6万再生・4位)が2週連続で4位を維持し、「爆裂愛してる」(134.4万再生・11位)、「You!Joy!Parade!」(110.4万再生・23位)などM!LK名義では6曲・638.8万再生を確保した。加えてメンバーが参加するEBiDAN(恵比寿学園男子部)の15周年記念曲「Yes! 東京」(123.0万再生・18位)が前週29位から11ランク上昇した。

ILLIT「It’s Me」(154.7万再生・6位)が前週と同じ6位で15週目、サカナクション「夜の踊り子」(149.7万再生・7位)が前週8位から浮上して20週目のロングランを続けている。

米津玄師は「IRIS OUT」(128.2万再生・15位)が48週目のロングランを継続する一方、「烏 – Raven」(117.4万再生・21位)が前週14位から、「夜鷹 – Yodaka」(98.3万再生・39位)が前週30位から後退している。前週19位まで急上昇したKing Gnu「GO GHOST」(95.3万再生・43位)も落ち着いた。

圏外再登場と夏の季節需要

定番曲が一斉に動いた。Superfly「愛をこめて花束を」(120.6万再生・20位)が前週33位から浮上し、大塚愛「プラネタリウム」(56.5万再生・73位)は前週100位から、WANIMA「ともに」(56.1万再生・75位)は前週107位から、tuki.「晩餐歌」(48.7万再生・100位)は前週155位からと、上昇が相次いだ。夏の季節曲ではサザンオールスターズ「真夏の果実」(61.7万再生・65位)が前週88位から、YUI「SUMMER SONG」(56.1万再生・74位)が前週89位から上昇し、ゆず「夏色」(44.9万再生・126位)は前週195位から、ZONE「secret base ~君がくれたもの~」(45.4万再生・122位)は前週197位からと、いずれも70ランク前後の急伸を見せた。

圏外からはaiko「カブトムシ」(40.1万再生・165位)、ポルノグラフィティ「サウダージ」(38.8万再生・180位)と、定番曲がチャートへ戻ってきた。

ドラマの放送とともにスピッツ「見知らぬ糸」がどこまで順位を上げるか、そして季節のカタログ曲がどれだけ定着するかに来週は注目したい。