<p>ディズニー&ピクサーの最新作『トイ・ストーリー5』が、世界興行収入10億ドルを突破し、今年最高の興収を記録した作品となった。米エンターテインメント業界誌バラエティー(Variety)などが7月26日伝えた。</p>
<p>内訳は、米国内で4億4,800万ドル、海外で5億7,300万ドルで、全世界で10億2,200万ドルに達した。今年10億ドルの大台を突破した作品は『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(10億1,100万ドル)、『Michael/マイケル』(10億100万ドル)に続き3作目。4本目は、現在公開中の『オデュッセイア』になるとみられている。</p>
<p>今年は、2020年の新型コロナウイルスのパンデミック以来、最も多くの10億ドル超えの作品が生まれる見通し。2019年には9作品だったが、2020年はゼロ本に。翌年以降はそれぞれ、1本、3本、2本、3本、3本と続いている。</p>
<p>『トイ・ストーリー5』は、『トイ・ストーリー4』(2019年、10億7,000万ドル)を抜いて、同シリーズで最も興収の高い作品となる見込み。同シリーズは『トイ・ストーリー3』(2010年、10億6,000万ドル)を含め、3本が10億ドルを突破している。</p>
<p>『トイ・ストーリー5』の大ヒットが続く中、ピクサー・アニメーション・スタジオは先に、ディズニーによる人員削減の影響を受けた。</p>
<p>(文:坂本 泉)</p>
<p>榎本編集長「『トイ・ストーリー5』が世界興収10億ドルを超えた。注目したいのは、今年の10億ドル超えがこれで3本目、年内には4本に達しそうだという事実だ。コロナ禍でゼロになった大台超えは、その後も年1〜3本にとどまってきた。
今年はパンデミック以来最多となる見通しで、劇場に大観衆が戻ったことを示している。ただ、その顔ぶれには共通点がある。マリオ、マイケル・ジャクソン、トイ・ストーリー、そして古典のオデュッセイア——いずれも、観客が最初から知っている名前だ。
配信で無数の選択肢に囲まれた時代、わざわざ劇場へ足を運ばせるのは、思い出や愛着と結びついた物語なのだろう。映画館は復活した。ただしその牽引役は、新しい物語より、世代を超えて愛される定番という流れだ。
劇場という場の役割は、「出会う場所」から「再会する場所」へ——そう考えると、この10億ドルの並びも違って見えてくる。」</p>














