メタ・プラットフォームズは、AIを搭載したペンダントを開発中で、来年にもテストを開始する計画だ。ハードウェア部門の赤字解消を目指す。ウェアラブル部門担当副社長であるアレックス・ハイメル氏による社内メモを基に、米国のテックメディア「The Information」が5月29日報じた。
開発中の製品は、2025年末に買収したAIデバイススタートアップ「Limitless」の技術を基盤としているとみられる。同社は、ユーザーがシャツに付けたりネックレスとして身につけたりして会話を録音できるAIペンダントを開発していた。メタは当時、Limitless買収により「AI搭載ウェアラブルデバイスの開発を加速させる」ことができると述べていた。
メタは併せて、AIグラス(メガネ型デバイス)のラインナップを拡充し、「Wearables for Work」というビジネス向けサブスクリプションサービスを開始する計画。報道については、コメントを控えている。
同社は2026年第1四半期(1〜3月)にハードウェア部門(Reality Labs)で40億ドルの損失を計上していた。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「「AIペンダント」をめぐる本格的な競争が、いま始まろうとしている。会話の自動文字起こし、リアルタイム翻訳、一日の出来事を記録する「外部記憶」──スマホを取り出さず、グラスをかける気恥ずかしさもなく、ペンダント一つで自然に使える。メタ・プラットフォームズがAI搭載ペンダント型デバイスを開発中で、来年(2027年)にもテストを開始する計画だと、米テックメディア「The Information」が5月29日報じた。基盤は、2025年末に買収したAIデバイススタートアップ「Limitless」の技術。シャツやネックレスとして身に着けて、会話を録音し、AIで整理する仕組みだ。AIペンダント領域では、Humane社の「AI Pin」がメディアの話題を集めながら振るわず、Friendなどのスタートアップが挑戦してきた。巨人メタの本格参入で、市場成立が一気に加速する可能性が出てきた。」














