Netflixの大ヒットシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のクリエイターであるダファー兄弟による新作SFシリーズ「ザ・ボローズ(The Boroughs)」が、Netflixで5月21日に配信開始となった。

同作は2025年の大晦日に幕を閉じた『ストレンジャー・シングス』の最終シーズンを経て、ダファー兄弟がエグゼクティブプロデューサーを務める3作目のシリーズとなる。

ダファー兄弟は今年4月にNetflixとの契約が終了。パラマウントと長編映画、テレビ番組、ストリーミング作品を対象とした4年間の包括的な独占契約を結んだ。 パラマウントに移籍した理由の一つは、劇場公開のチャンスを増やすためだったとされることから、次回作は映画関連となる可能性が高い。

Netflixはこれまで劇場公開にはあまり力を入れてこなかったが、5月12日にはグレタ・ガーウィグ監督による『ナルニア国物語』が2027年4月の配信開始に先立ち、同年2月からIMAXおよび世界中の映画館で上映されると発表した。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「『ストレンジャー・シングス』を生み出したダファー兄弟の新作SFシリーズ『ザ・ボローズ』が、5月21日にNetflixで配信開始となった。

ニューメキシコ州の砂漠の引退者コミュニティを舞台に、住民から「時間」を奪う異世界の脅威に立ち向かう全8話のSFミステリーだ。アルフレッド・モリーナ、ジーナ・デイヴィス、ビル・プルマンら名優陣が「老いた英雄」として集結する。

10代を主役にした『ストレンジャー・シングス』とは正反対の年齢層に、「ハートとホラーの混在」の演出ノウハウが移植された格好だ。一方、注目しておきたいのは、本作の配信が業界の大きな転換点と重なっている点だ。

ダファー兄弟は2026年4月にNetflixを離れ、「劇場公開のチャンスを増やすため」パラマウントと4年間の包括契約を結んだ。Netflix側も5月12日に、グレタ・ガーウィグ監督版『ナルニア国物語』をIMAXと世界の映画館で先行上映する計画を発表。

「劇場 vs ストリーミング」という対立構図がもはや終わろうとしている、その転換点上に本作は置かれているといえそうだ。」