映画『トップガン: マーヴェリック』やドキュメンタリー『オーシャン with デビッド・アッテンボロー』のコンサートを手がけてきた英スコットランドのライブ・エクスペリエンス企業Eskフィルムサービスが、260万ポンド(約5億5,500万円)の資金調達に成功した。

今回の資金調達ラウンドは、同国のプライベート・エクイティー(PE)企業メイヴェン(Maven)キャピタルパートナーズが主導。メイヴェン・ベンチャーキャピタル・トラストおよび政府系金融機関である英国ビジネス銀行(BBB)が参加した。

Eskは、Netflix、パラマウント・スカイダンス、BAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)などの権利保有者から象徴的なIPを取得し、ライブエンターテインメント体験を制作。「独自のメディア制御システム」も保有している。4年前に設立され、これまでに550本以上のショーを制作した実績を持つ。

こうした没入型やライブ形式の体験は近年、権利者が追加投資を獲得するために従来の枠に捉われない発想をするようになったことで、テレビや映画業界で人気が高まっている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「「映画+生演奏」——人気映画の本編をスクリーンに上映しながら、その音楽を生のオーケストラが同期演奏する「フィルム・イン・コンサート」と呼ばれるフォーマットが、世界的な成長ジャンルとなっている。

英スコットランドのEsk Films Servicesが260万ポンド(約5億5,500万円)の資金調達に成功した。同社は『トップガン: マーヴェリック』や『オーシャン with デビッド・アッテンボロー』のコンサート版を制作してきた実績がある。

日本でも『ハリー・ポッター』『スター・ウォーズ』などのフィルム・イン・コンサートは大型ホールで定期開催されている。Eskは設立4年で550本以上のショーを制作、Netflix、パラマウント・スカイダンス、BAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)などからIPを取得して上演している。

映画は「劇場で鑑賞」「配信で視聴」を超えて、「コンサートホールで生演奏とともに体験する」という新しい層を加えつつある。」