米グーグルの持ち株会社アルファベットは4月29日、2026年第1四半期(1〜3月)のYouTube広告の売上高が98億8,300万ドル(約1兆5,473億円)となり、前年同期比10.7%増加したと発表した。

YouTubeのサブスクリプション収入は単体で公表されていない。これが含まれる「グーグルのサブスク、プラットフォーム、デバイスの売上高」は123億8,400万ドルと19.3%拡大した。

グーグルのスンダー・ピチャイCEOは決算説明会で「YouTube Musicおよび世界全体および米国におけるYouTube Premiumの加入者数(トライアル除く)は、2018年6月のYouTube Premium開始以来、四半期ベースで最大の伸びを示した」と説明。フィリップ・シンドラー最高事業責任者(CBO)は、YouTubeのサブスク収入が広告収入を上回るペースで伸び続けていると話した。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「YouTubeの広告売上高98億8,300万ドル(約1兆5,473億円)、サービス収入123億8,400万ドル——前年同期比でそれぞれ10.7%増・19.3%増という決算からは、YouTubeが広告とサブスクの両輪で盤石の規模を維持している姿が読み取れる。

注目したいのは、スンダー・ピチャイCEOが「YouTube MusicとYouTube Premiumの加入者数が2018年来の四半期最大伸び」と発言した点だ。直近では対話型AI検索「Ask YouTube」、ロングフォーム広告品質の評価、TikTok型UI採用の動きと、YouTube周辺で構造変化が続くなか、本業の数字は着実に伸びている。

動画ストリーミング・音楽ストリーミング・対話型AI検索・短尺動画——それぞれの主戦場で同じプラットフォームが上位ポジションを保ち続けている事実は、規模の経済とエコシステムの厚みが効いてきた段階と読める。」