11月3日に公開された映画『ゴジラ-0.0』が、公開初日の興行収入で日本の実写映画の歴代1位を記録した。同じ時期には、人気ゲーム『エーペックスレジェンズ』とのコラボ発表や、往年の対戦ゲーム『ゴジラ怪獣大乱闘』のリマスター版発売も重なった。映画とゲームで話題が続くゴジラの今を、前提とあわせて整理したい。

初日興収は前作の約2倍

東宝の発表によると、『ゴジラ-0.0』は公開初日の1日だけで興行収入9.1億円、観客動員59万人を記録した(興行通信社調べ)。初日単日の興収としては、アニメを除く邦画・洋画すべての実写映画のなかで歴代1位だという。

本作は2023年公開の『ゴジラ-1.0』の続編だ。前作は第96回アカデミー賞でアジア映画として初めて視覚効果賞を受賞し、全米でも邦画実写の歴代興収1位を記録した。今作は前作から2年後の1949年が舞台で、山崎貴監督が引き続き監督・脚本・VFXを担う。日本映画初の「Filmed for IMAX」作品で、ゴジラの宿敵として知られるキングギドラも登場する。

前作の初日興収は約4.5億円で、今作はその201%にあたる。前作が公開3日間で積み上げた約10.4億円に、初日だけで迫った計算だ。前作の最終興収は76.5億円、シリーズ最高は2016年の『シン・ゴジラ』の82.5億円で、東宝はシリーズ初の100億円突破を狙えるとしている。

なお、11月3日は1954年に第1作が公開されたことを踏まえて「ゴジラの日」と呼ばれている。今作はこの日に合わせ、新作映画では珍しい火曜の祝日に封切られた。前作も同じ11月3日(金曜・祝日)の公開で、201%は祝日の初日どうしの比較になる。

エーペックスコラボと『怪獣大乱闘』の復活

11月4日には、基本プレイ無料のバトルロイヤル型シューター『エーペックスレジェンズ』が、ゴジラとのコラボを発表した。ビジュアルにはゴジラ風のブラッドハウンド、モスラ風のヴァルキリー、映画にも登場するキングギドラ風のカタリストが描かれた。映画との連動は明言されていないが、トレーラーは映画の北米公開(11月6日)の前日にあたる現地時間11月5日に公開予定だ。同作は2024年に『ファイナルファンタジーVII リバース』、2026年3月には「ガンダム」シリーズとコラボしており、日本発の作品との取り組みが続いている。

また映画と同じ11月3日には、2002年にゲームキューブ向けに発売された対戦アクション『ゴジラ怪獣大乱闘』のリマスター版が登場した。オリジナル版も手がけたPipeworks Studiosが開発し、Atariが販売する。12体の怪獣から1体を選んで戦う内容で、新たにオンライン対戦に対応し、Steam版は日本語表示にも対応する。24年ぶりの復活で、Steamのユーザーレビューは95%が好評となっている(11月4日時点)。

映画とゲームで広がるゴジラ

東宝は長期ビジョン「TOHO VISION 2032」で「企画&IP」「海外」「アニメーション」を成長の柱に掲げ、決算説明資料ではゴジラを題材にしたコンソール向け・モバイル向けゲームを開発中だと明かしている。

映画館で新たなファンを生み、ゲームを通じて日常的な接点を広げる。今回のニュースは、その流れが同じ時期にかみ合った例といえそうだ。100億円到達の行方とコラボの詳細に、引き続き注目したい。