ライブネーション・エンターテインメントは、1億5,000万人のユーザーを抱えるメタバースサービス「Roblox(ロブロックス)」上で、プレイヤーが独自の音楽フェスティバルを企画・運営できるゲームをリリースした。

この「音楽フェスティバルタイクーン」は、米ゲームテクノロジー企業ライブワイアー(Livewire)と共同で開発。プレイヤーは、ライブネーションがが世界中でプロデュースする200以上のフェスを参考に、アーティストをブッキングしたり、ステージを建設したり、自分だけのフェスを創り上げることができる。既にアクセス数は350万回以上、ゲーム内でのパフォーマンス回数は2,300万回以上に達している。

初のフィーチャーアーティストには、K-POPグループ「CORTIS」を起用。バーチャルライブを視聴したり、各メンバーをモチーフにしたアバターをアンロックしたり、CORTISのステージをフィーチャーしたフェスを構築したりできる。

また、実在するフェスティバルとして初めて「ロラパルーザ」が参画。プレイヤーはフェスのメインステージやロリポップのマスコット、シカゴスタイルのホットドッグ屋台、公式グッズ販売ブースなどを取り入れたイベントを構築できる。

スポンサーステージ、カスタムアクティベーション、クリエイターとのコラボレーション、バーチャルグッズなどを通じて、ブランドが実世界のフェスでのスポンサーシップをRobloxへと拡大する道も提供している。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「ステージを建て、アーティストを呼び、屋台を並べて客を集める——音楽フェスの経営を丸ごと遊べるゲームを、世界最大の興行会社ライブネーションがRobloxで始めた。

 
面白いのは、これが子どもの遊びの顔をした、精巧な音楽産業の縮図であることだ。ゲーム内には実在の名門フェス、ロラパルーザが「出店」し、マスコットや名物ホットドッグ屋台まで持ち込んだ。
 
K-POPグループCORTISはバーチャルライブを行い、メンバーのアバターも手に入る。さらに企業が現実のフェスで行う協賛を、ゲーム内のスポンサーステージやバーチャルグッズとして展開する道も用意された。
 
つまり出演も協賛も物販も、現実のフェスの仕組みがそのまま仮想空間に再現されているのだ。1億5,000万人が集うRobloxは、いわばもう一つの興行市場。すばらしい試みが成功したと感じている。」