コメディアンのカリーム・ラーマによるYouTubeシリーズ『SubwayTakes』が、「テレビ界のアカデミー賞」とも称されるエミー賞の「最優秀短編コメディ・ドラマ・バラエティシリーズ賞」にノミネートされた。

同番組は、ラーマがニューヨークの地下鉄内で乗客にインタビューするもので、イーサン・ホークやロザリア、ジェニファー・ロペス、ニューヨーク市長らもゲストとして登場している。開設から3年で800本超の動画を公開。チャンネル登録者数は109万人以上で、再生回数は7億6,000万回を超える。

Youtubeが昨年からエミー賞に向けて自社制作番組の受賞を積極的に推進し始めて以来、YouTubeオリジナルシリーズとしては初のノミネートとなった。ラーマは「クリエイターコミュニティ全体にとっての画期的な出来事」と述べ、過去3度ノミネートされた「インターネット界のアカデミー賞」とも言われる「ウェビー賞」とは異なると強調。「(同シリーズは)エンターテインメントであり、テレビ番組だ。私は適切な人たちに評価されたい」 と話した。

同番組のノミネートは、ラーマのYouTubeシリーズが本格的な制作物であり、その結果としてエミー賞に値する作品となっていることを証明している。YouTubeで生まれた完全なインディーズ作品が、従来のハリウッド作品とますます競合するようになっていく流れを感じさせる出来事だ。

(文:坂本 泉)