TikTokは6月12日、FIFAワールドカップ2026に向けて、FIFA(国際サッカー連盟)と公式ステッカーおよびトレーディングカードの独占契約を結んでいるイタリアのパニーニとの提携を発表。TikTokの「FIFAワールドカップ ファン・エクスペリエンス・ハブ」内で獲得できる、デジタルトレーディングカードシリーズを展開する。

FIFAワールドカップ・デジタルカードコレクションは全144枚で、大会に参加する全48チームの選手を収録。ファンはTikTokでアカウントのフォローや投稿へのコメントといったタスクを完了することで、デジタルカードをアンロックできる。ワールドカップの開催期間中、新たなアクティビティが順次追加される予定だ。

限定デジタルカードは、アプリ内でのワールドカップ関連コンテンツの展開に、インタラクティブなコレクション体験を加えるもの。同プラットフォームでは、限定ハイライト映像や舞台裏の映像に加え、エフェクトやステッカーなども提供される。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「FIFA W杯2026のデジタルトレーディングカードが、TikTokで展開されることになった。TikTokとイタリアの老舗パニーニ(1961年創業、長年FIFA公式トレーディングカードを独占供給)の提携によるものだ。
長年W杯のたびに、子どもたちが冊子型のスティッカーアルバムを集めて交換する「儀式」が世界中で繰り広げられてきた。今回の提携は、その「物理的な交換文化」をSNS上のフォロー・コメントによる「デジタル獲得文化」へと移行する試みと言えそうだ。
デジタルカード全144枚という規模感は、伝統的なアルバムと同等の網羅性を持つ。「収集体験」のフォームファクター自体が、紙からTikTokのアプリ内へと滑らかに乗り換わっていく。これからのスポーツ文化の継承形態として、注目される事例になりそうだ。」