メタ・プラットフォームズによる買収後にメンテナンスモードへ移行していた人気のVRフィットネスゲーム『Supernatural』が、新たに設立された独立企業の下で運営されることとなった。

メタは2023年、『Supernatural』を開発したゲームスタジオ「Within」を約4億ドル(約640億円)で買収。約8カ月にわたる独占禁止法を巡る熾烈な法廷闘争を経て手にしたものの、今年に入りVRチームを人員削減するとともに、新規コンテンツ提供停止を発表していた。サービス終了の懸念が高まる中、ユーザーたちから抗議の声が上がっていた。

現在、メタは「Supernatural」のVRフィットネス事業を、Supernaturalの創業メンバーおよびコーチ陣が率いる新会社「Supernatural Health」に移管している。 新会社は今秋にMeta Horizon Storeで独自のアプリをリリースする一方、メタは自社のアプリを段階的に終了させる計画だ。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「「大企業に買われて消える」のではなく、「創業者の手に戻って続く」──ゲーム業界に限らず、珍しい形のエピローグかもしれない。メタは2023年に約4億ドル(約640億円)で「VRフィットネスの旗艦」であった「Supernatural」の開発元Withinを買収。ザッカーバーグ自ら法廷で証言するなど、FTC(米連邦取引委員会)との約8カ月の独禁訴訟を経て手にしたほどだっった。今年1月、メタは「Reality Labs」部門で約1,500人を削減、3つのVRゲームスタジオも閉鎖。Supernaturalも「メンテナンスモード」へ。そんな中、6月3日に発表されたのが、創業メンバーとコーチ陣による独立新会社「Supernatural Health」への移管だ。新会社は今秋、Meta Horizon Storeで独自アプリをリリース予定だという。」