俳優のジャレッド・レトが所属するバンド「サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ」は5月28日、サム・アルトマン氏が共同設立したスタートアップ「Tools for Humanity(TFH)」の生体認証基盤を中心としたプロジェクト「World」との提携を発表。チケットのボット購入・転売を防ぐため、同社の虹彩スキャン技術を導入する。
2027年に開催する欧州ツアーで、World ID保有者向けにチケットの一部を確保。チケット1枚分の価格で2枚提供する。World IDの取得には、アプリをダウンロードし、Worldの実店舗または専用端末「オーブ」を備えた提携小売店を訪れ、目をスキャンする必要がある。
今年4月にリリースされたWorldの「Concert Kit」は、アーティストがファン向けにチケットを確保するためのオンラインチケット販売ツールで、World IDで本人確認を行ったファンのみ利用可能。既存のチケット販売プラットフォームに組み込むこともできる。
同社が4月17日にサンフランシスコで開催した「Humans Only Concert」(St. Vicious出演)の無料チケット配布では、10万件以上のボット購入をブロックした。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「「コンサートに行く前に、眼球をスキャンしてください」──そんな時代がいよいよ動き出した。俳優ジャレッド・レト氏が所属するバンド「サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ」が、5月28日、サム・アルトマン氏(OpenAI共同創業者)が共同設立したスタートアップ「Tools for Humanity」の生体認証基盤プロジェクト「World」との提携を発表。2027年の欧州ツアーで、World ID保有者向けに専用チケット枠を確保し、1枚分の料金で2枚提供する。World ID取得にはアプリをダウンロードし、専用端末「オーブ」を備えた店舗で目をスキャンする必要がある。狙いはチケット転売ボットの撲滅だ。4月17日のサンフランシスコ「Humans Only Concert」(St. Vicious出演)の無料配布では、10万件以上のボット購入をブロックした実績がある。SF映画の世界が、ライブ会場の入口で現実になり始めている。」














