KDDI、アルティウスリンク、Recho(レコー)の3社は、AIコンタクトセンターの構築および展開に向けた協業を開始した。AIコンタクトセンターは2026年度上期からの提供開始を予定している。

本協業では、KDDIの通信基盤とRechoの音声AI技術を連携させるとともに、アルティウスリンクのコンタクトセンター運営および運用設計の知見を活用する。音声AIエージェントによる一次応対と、想定外の問い合わせに対する有人へのエスカレーションを組み合わせることで、問い合わせ対応の迅速化と応対品質の標準化を図る。人間がAIの監視・評価など高度な判断に集中できる環境を整えることで、コンタクトセンター業務の高度化とお客さまの満足度向上に寄与するとしている。

各社の役割はKDDIが携帯電話・PBX(Private Branch Exchange)を中心とした通信基盤およびAIの学習・推論を高速化する計算基盤の提供と法人向けサービス設計・展開、アルティウスリンクが大規模コンタクトセンターの構築・運営実績に基づく運用設計と業務ナレッジのAI育成、RechoがAIエージェントの開発・応答精度向上およびシステム運用・保守を担う。

また、幅広い業界への展開を見据え、KDDIグループの金融関連会社において音声AIエージェントを活用した業務効率化や問い合わせ対応の改善に関する検証を実施予定。将来的にはKDDIのAIデータセンターの計算基盤をRechoが活用することで、音声AIエージェントのさらなる高度化を目指す。なお、KDDIは3月18日、本協業の推進と連携強化を目的にCVCファンド「KDDI Open Innovation Fund V」を通じてRechoへ出資している。