グーグルのAIリサーチツール「NotebookLM」の元開発者らが手がけた音声生成AIアプリ「Huxe」が、5月28日にサービスを終了した。同アプリは、ユーザーがプロンプトを入力すると、そのトピックに関するポッドキャストやポッドキャストシリーズを生成できるもの。サービス終了の発表は、Spotifyが同様の機能をリリースした同日に行われた。

Huxeは、サービス終了の理由については明らかにしておらず、「チームは新たな取り組みに移行することになり、本製品の開発は継続しない」と述べるにとどめている。

パーソナルポッドキャスト生成機能は、NotebookLMが普及させた後、アドビ、アマゾン・ドット・コム、イレブンラボ、メタ・プラットフォームズ、Spotifyといった大手企業がこれに追随。多くのアプリやサービスにおいてありふれた機能となってしまったことで、ユーザー拡大と利益確保が困難になったとみられる。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「パーソナルポッドキャストを作るAIが、わずか1年ほどで「激戦区」になった。その象徴的な出来事として、音声生成アプリ「Huxe」が5月28日にサービスを終了した。
HuxeはGoogleの「NotebookLM」元開発者らが手がけたアプリで、プロンプトからポッドキャストを自動生成できるのが特徴だった。この機能はNotebookLMが広めたあと、アドビ、アマゾン、イレブンラボ、メタ、そしてSpotifyと、大手が相次いで参入。Huxeの終了発表も、Spotifyが似た機能を出した同じ日だった。
誰もが同じ機能を提供するようになると、ユーザーを増やすことも、利益を出すことも難しくなる。AIの「目新しい機能」が、あっという間にコモディティ(ありふれた商品)化していく速さを、改めて感じさせる出来事だ。」