Spotifyは5月19日、アーティストページへの新たな認証バッジ(Verified by Spotify)導入の発表から約3週間を経て、対象をポッドキャスト分野にも拡大すると発表した。一部の番組には既にこのラベルが付けられており、今後数カ月でさらに広範囲に展開される予定。
認証バッジは、番組ページや検索時に、クリエイター、パブリッシャー、ブランド名の横に、薄緑色のチェックマークのアイコンとして表示される。
Spotifyは、継続的なリスナーアクティビティとエンゲージメント、Spotifyのプラットフォームポリシーへの準拠のほか、不正・ボットによる再生数の水増し対策を含むリスナーの真正性といった基準で審査するとしている。
同社は併せて、無許可のAIディープフェイクに対する禁止措置をポッドキャストにも拡大。AIによる音声クローン技術やその他の方法を用い、許可なく他のクリエイターやホストを模倣するポッドキャスト番組やコンテンツを削除する方針だ。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「Spotifyが2026年に積み上げてきた透明性関連の機能群が、ポッドキャスト領域にまで一気通貫でつながった。3月「Artist Profile Protection」(アーティストプロフィール保護機能ベータ版)、4月「AI Credits in Song Credits」(楽曲のAI利用箇所表示)、4月30日「Verified by Spotify」(アーティスト認証バッジ)、そして5月19日のポッドキャスト向け同バッジ展開。背景には、Podcast Index調査で新規ポッドキャストの35〜39%がAI生成という現状があり、一社で約1万本もの番組を量産している企業の存在も明らかになってきた。SpotifyはAI音声クローンによる無許可のなりすまし削除も方針として明文化した。AIが当たり前となった時代、コンテンツの「届け方」だけでなく「誰が作ったか」を担保するインフラ整備が、ストリーミング業界の標準業務に組み込まれていきつつある。」














