10代を中心に人気のメタバースサービス「Roblox(ロブロックス)」は4月30日、2026年第1四半期(1〜3月)のデイリーアクティブユーザー(DAU)が1億3,200万人になったと発表した。前年から35%拡大したものの、昨年12月末の1億4,400万人、9月末の1億5,200万人からは縮小した。

1月に導入した年齢確認や、昨年12月にロシアで、子どもの安全への懸念を理由に、同プラットフォームが禁止されたことなどが響いた。 成長鈍化を踏まえ、同社は通期の見通しを大幅に下方修正。これを受け、株価は一時18%下落した。

売上高は14億4,200万ドル(約2,266億円)と前年同期比で39%増加。ゲーム開発者への分配額は4億2,300万ドルと、1年前の2億8,200万ドルから大きく伸びた。一方、純損失は2億4,800万ドルと、赤字幅は前年の2億1,600万ドルからやや拡大している。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「Roblox人気に陰り?いや、そうではなさそうだ。Robloxの2026年1Q決算で目を引くのは、DAUが1億3,200万人と前年同期比+35%を維持しつつも、昨年12月末1億4,400万人・9月末1億5,200万人から短期的に縮小に転じた構図だ。

背景にあるのは1月に導入された年齢確認の強化と、昨年12月にロシアで子どもの安全懸念を理由に禁止された影響。これらは短期DAUにはマイナスに効くが、10代中心のプラットフォームとしての持続可能性を担保する不可避の調整でもある。

プラットフォームが規模拡大の次の段階で求められる「安全・コンプライアンスの成熟化」を前倒しで進めている格好だ。売上高は14億4,200万ドル(約2,266億円)で+39%、開発者分配額も4億2,300万ドル(1年前2億8,200万ドルから)と大きく伸び、エコシステムの基盤は厚くなっている。

市場の短期反応とは別に、長期インフラ化の準備期として読める四半期だ。」