2026年5月第3週のSpotify日本Top 200(集計期間:2026年5月15日〜5月21日)は、サカナクション「夜の踊り子」が先週に引き続き首位となった。再生数は前週の170万から220万へと50万伸び、ミーム発のロングランがピークアウトの気配を見せず加速している。aespaとG-DRAGONによるコラボ曲の発表や、back numberの楽曲群が上昇し「花束」が前週6位から2位へ浮上。また5月31日の東京ドーム公演でラストツアーが幕を閉じるARASHIの代表曲「Love so sweet」もランクを上げるなど、ライブ需要とカタログ再評価が際立つチャートとなった。

今週の新曲

aespaとG-DRAGONによるコラボ曲「WDA (Whole Different Animal) [feat. G-DRAGON]」(40万再生・186位)がチャートに初登場した。SMエンタテインメント所属のガールズグループaespaとBIGBANGのG-DRAGONという組み合わせが大きな話題を呼んだ楽曲で、5月11日に配信リリースされた。なおaespaは5月29日には2ndアルバム「LEMONADE」の配信が予定されている。

「夜の踊り子」2週連続首位、再生数220万再生超え

サカナクション「夜の踊り子」(220万再生・1位)は2週連続で首位に立ち、前週170万再生から50万再生数を伸ばした。2012年リリースの楽曲が14年越しに国内ストリーミング王座を独占している格好で、インドネシアの伝統的なボートレース「パチュ・ジャルール」の船首で踊る少年の動画と同曲を組み合わせたミーム動画は依然として世界規模で拡散中だ。「怪獣」(124万再生・21位)も前週28位から上昇、「新宝島」(83万再生・48位)が前週63位から浮上した。また、「夜の踊り子」と同時期に発表された「ミュージック」(39.9万再生・197位)も圏外から再登場した。これは「夜の踊り子」の動画でサカナクションを知った新規リスナーが過去曲のカタログにアクセスしているためと考えられる。

ラストツアーが佳境を迎える嵐の動向

5月31日に活動を休止する嵐はラストツアー「We are ARASHI」の最終公演となる東京ドーム公演を残すのみとなった。「Five」(100万再生・40位)が12週目で40位を維持しつつ、2007年リリースの代表曲「Love so sweet」(47万再生・123位)が前週157位から34ランク急浮上した。

グローバルチャートで巻き起こるDrake旋風

Drakeは5月15日に「ICEMAN」「MAID OF HONOUR」「HABIBTI」3アルバム計43曲を同時に配信した。Kendrick Lamarとのビーフで全米音楽シーンに衝撃を与えて以来初となるソロアルバムであり、リリース初週で新曲25曲がグローバル200チャートにランクインした。コーチェラフェス出演により大量ランクインを果たしたジャスティン・ビーバーに続く旋風を巻き起こしている。日本チャートでは週間チャートにDrakeの楽曲はランクインしていないが、トップアルバムの42位に「ICEMAN」、トップアーティストの53位にDrakeがランクインしている。

上位アーティストの動向

back numberはツアーの影響で、代表曲がチャートで順位を上げた。「花束」(169万再生・2位、348週目)は前週6位から4ランク上昇し、「高嶺の花子さん」(151万再生・9位、377週目)、「水平線」(139万再生・12位、249週目)に加え「君の恋人になったら」(102万再生・36位)が前週51位から15ランク浮上、「クリスマスソング」(50万再生・101位)に至っては前週137位から36ランクの上昇を見せた。同グループは計22曲をTop 200に送り込んでいる。Mrs. GREEN APPLE「ライラック」(167万再生・4位)は前週2位から後退し、米津玄師「IRIS OUT」(167万再生・3位)が前週4位から3位へ浮上。M!LKは「爆裂愛してる」(164万再生・5位)「好きすぎて滅!」(159万再生・6位)「アイドルパワー」(117万再生・25位)の3曲をTop 30以内に送り込んでいる。ILLIT「It’s Me」(149万再生)は先週と同じく10位、HANA「Blue Jeans」(144万再生・11位)も上位での存在感を保っている。

圏外再登場

SEKAI NO OWARI「RPG」(45万再生・137位)は圏外から再登場。同グループはメジャーデビュー15周年を記念して5月11日に「眠り姫(Happy Ending Version)」を配信し、7月8日には新曲「Stella」のリリースを控えており、過去曲への注目が高まっている。Official髭男dism「宿命」(39.8万再生・198位)、ヤングスキニー「本当はね、」(39.7万再生・199位)、メンバーのソロ活動も活発なOne Direction「What Makes You Beautiful」(39.6万再生・200位)も圏外から戻ってきた。

来週はサカナクション「夜の踊り子」の動向、5月31日に最終公演を控える嵐、そしてグローバルチャートを席巻しているDrakeの日本への影響に注目したい。