6月11日に開幕したFIFAワールドカップ2026で、中国のパソコンメーカー「レノボ」は公式テクノロジーパートナーとして、史上最大規模のイベントを支えるテクノロジーソリューションを提供している。
FIFA(国際サッカー連盟)とレノボは今回、AIアシスタント「Football AI Pro」を共同開発。参加する全チームのコーチ、選手、アナリストに対し、データ分析やパフォーマンスに関する洞察を提供する。
史上最多のチーム数、試合数、3カ国での開催となる今大会では、運営にもAIを統合。運営状況をリアルタイムで監視・把握することで、関係者が迅速かつ的確に対応できるよう支援する。
また、FIFAクラブワールドカップ2025での試験を経て導入する審判ボディカメラは、AIで映像品質を向上。世界中で60億人を超えると見込まれるファンが、審判の視点で試合を体感できるようになる。
さらに、審判技術や試合中継にデジタルアバターを導入。3Dアセットと生成AI技術を用いて選手たちの身体的特徴を再現した3Dアバターを作成し、審判団による意思決定プロセスの効率化を図る。これらアバターは、オフサイド判定のリプレイなどで3Dアニメーションとして表示され、ファンにより直感的で分かりやすい視覚的文脈を提供する。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「FIFAワールドカップ2026は、テクノロジーショーケースの様相も帯びてきた。レノボは世界最大のパソコンメーカーで、今回のパートナーシップは、CES 2026(1月、ラスベガス)の「Tech World」で発表されたもの。FIFA会長ジャンニ・インファンティーノ氏とレノボCEO楊元慶氏が、Sphere会場で華々しく共同登壇したのが印象的だった。北米3カ国(米・墨・加)開催の本大会は、レノボにとってAI×スポーツ統合の最大ショーケースとなる。中国企業が、「Football AI Pro」、3Dアバター、AI強化審判ボディカメラなど、複数レイヤーで実装を進めることになった。」














