Anthropicは、米国政府から国家安全保障を根拠とする輸出規制指令を受け、米国籍者以外(Anthropic社員を含む)によるフェイブルおよびミュトスへのアクセスを停止した。他のモデルへのアクセスは影響を受けない。
政府はフェイブルのジェイルブレイク(安全策の回避)手法を把握したとしている。Anthropicが該当手法のデモを確認したところ、発見された脆弱性は既知かつ軽微なものであり、他の公開モデルでも同様の脆弱性が確認できた。また、政府がこれまでに提示した証拠は口頭によるもののみであり、Anthropicは該当手法で示された能力水準がOpenAIのGPT-5.5を含む他モデルでも広く利用可能であることを確認したとしている。
Anthropicは今回の指令に法的に従いつつも、狭い範囲の潜在的なジェイルブレイクの発見が、数億人に展開された商用モデルのサービス停止の根拠となるべきではないとの立場を示している。また、政府には不安全なモデルの展開を阻止する権限があるべきとしながらも、今回の措置は透明性・公正性・明確性・技術的事実に基づく手続きに沿っていないと指摘した。
Anthropicはユーザーへの混乱を謝罪するとともに、できる限り早期のアクセス復旧に向けて取り組んでいる。














