Netflixのエリザベス・ストーン最高プロダクト&技術責任者は6月3日、AIを活用して、コンテンツの氾濫という「ノイズ」の中から顧客が適切なコンテンツを見つけられるよう支援していると明かした。ブルームバーグが伝えた。
サンフランシスコで開かれたブルームバーグ・テック・カンファレンスに登壇したストーン氏は、生成AIの機能により、どのエンターテインメントを楽しむかを選ぶ体験が「よりパーソナライズされ、よりインタラクティブで、より没入感のある」ものになると説明。コンテンツがあまりにも多すぎるという、消費者の間で高まりつつある不満の解消に役立つと話した。
Netflixは現在、生成AIと自然言語処理を統合し、視聴者がどのような作品を見たい気分なのかを把握できるようにしているという。同社は音声ユーザーインターフェースの試験運用や、個人の視聴傾向や履歴をトレンドなどの要素と組み合わせる実験を行っており、これによりプラットフォームが極めてきめ細かなレコメンデーションを提供できるようになるとしている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「「何を観たいですか?」から「どんな気分ですか?」へ──Netflixのコンテンツ発見UIが、生成AI時代の新しい形へ進化しようとしている。同社のエリザベス・ストーン最高プロダクト&技術責任者(CPO・CTO)が6月3日、米サンフランシスコのブルームバーグ・テック・カンファレンスで明かした。生成AIと自然言語処理を統合し、視聴者がどんな気分の作品を見たいかを察知する仕組みだ。音声UIの試験運用、個人の視聴傾向×トレンドの組み合わせも実験中。Spotifyが「Studio by Spotify Labs」で個人向けAI生成ポッドキャストを準備しているのと同じく、生成AI時代のコンテンツ・インターフェースは「気分」「感情」「文脈」を入力にする方向に変わってきた。3億2,500万人加入者を抱える巨人が動けば、業界の標準も大きく変わりそうだ。」














