メジャーリーグベースボール(MLB)チームのシカゴ・カブスは9月4日、チームの公式TikTokアカウントを通じて、マイクロドラマ(スマートフォン向けの縦型・短尺のストーリーコンテンツ)『Nine Innings To Love』の配信を開始した。
『Nine Innings to Love』は、脚本付きロマンティック・コメディシリーズで、カブスの試合会場でファン同士が出会い、絆が生まれるという実在の現象に着想を得ている。全17話で1試合での展開を描く。カブスのクリエイティブ部門である「カブス・プロダクションズ」が企画・脚本を担当し、シカゴの「コヨーテ・サン・プロダクションズ」が制作を担当。監督はアダム・ソベル(エミー賞ノミネート)が務めている。
同シリーズは「マイクロドラマ」と「スポーツロマンス」という2つのエンターテインメント・トレンドをかけ合わせたコンテンツ。米フォックス傘下のストリーミングサービス「Tubi」では、ロマコメ『Sidelined』が同プラットフォームで最も視聴されたオリジナル作品となっている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「鈴木誠也と今永昇太の活躍するシカゴ・カブスが、公式TikTokで縦型ドラマの配信を始めた。『Nine Innings to Love』は全17話の脚本付きラブコメで、球場でファン同士が出会い恋に落ちるという、実際にカブスの試合で起きてきた現象が着想元だという。1試合の9イニングの中で物語が進む構成も洒落ている。MLB屈指の人気球団が、選手の映像でもハイライトでもなく、「観客席の物語」を自ら脚本・制作した点が新しい。球団のクリエイティブ部門が企画し、エミー賞ノミネート監督を起用する本格制作である。球場は野球を観る場所であると同時に、人生の出来事が起きる場所でもある。デートで訪れ、家族の記念日を過ごし、時に隣の席で恋が始まる。その情緒ごと物語にして届ければ、野球にまだ縁のない層にも球団の世界へ入る扉になる。ファンダムの入口を試合の外に作る発想は、日本の球団やクラブにも示唆がありそうだ。」














