博報堂は、自治体の政策検討を支援する生成AIソリューション「バーチャル市民カイギ」の提供を開始した。自治体のオープンデータや匿名加工されたデータと、博報堂の生活者発想に基づくナレッジを組み合わせ、多様な住民像の視点を政策検討に取り入れることを支援する。

「バーチャル市民カイギ」は、生成AI技術と生活者発想を掛け合わせることで政策検討の論点を広げ、対話とアイデア創出を支援する。自治体データと生活者理解のナレッジを組み合わせて多様な住民像を生成AIで構築し、それら生成AIとの対話を通じて政策検討における論点や未来視点を拡張するほか、博報堂独自のフレームワークによるAI共創ワークショップを企画・運営する。実在する住民個人を再現するものではなく、オープンデータおよび自治体にて匿名加工されたデータを基に、多様な生活者像の視点を政策検討に生かすものである。

神奈川県高座郡寒川町が実施する「公共施設複合化ワーキンググループおよび町民ワークショップ実施業務」に導入されている。博報堂は公募型プロポーザル受託事業者として選定され、町役場職員や町民とのAI共創ワークショップを実施。将来にわたり多世代が利用する公共施設に真に必要な機能を探り、公共施設複合化政策のコンセプトを検討する。

今後は住民向けの行政サービスの理解促進・相談支援コンシェルジュ、移住検討者向けに地域で暮らす多様な住民像の視点に触れられるサービス、防災・福祉・観光等の他政策領域への応用といった展開を目指し、全国の自治体向けに展開していく。